海外進出を目指している企業にとって、特に人気の国が「ドバイ」です。
ドバイは、法人税や投資にかかる税金がかからないため、ビジネスが展開しやすく、特に日系企業にとってその恩恵は非常に大きいです。
しかし、その代わりドバイでは「ライセンス」というものを取得する必要があります。
今回は、ドバイでのライセンスについて軽く触れた後に、ドバイでライセンスを更新する必要性について紹介します。
目次
必ず必要になる?ドバイでのライセンスとは?
初めに、ドバイで事業を始めようと考えている方に、ドバイでのライセンスについて紹介します。
ドバイは前提条件として、税金がかからない代わりに、ライセンス料を国へ支払う必要があります。
ライセンス料を国に支払わなければ、国から罰金が課されるので、ライセンスは必須の項目です。
以下では、ライセンスの基本的な情報について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ライセンスは会社の場所で異なる
初めに、ドバイでライセンスを取得したい方は、自身の事業がどこで行われるのかに着目しましょう。
ドバイには、フリーゾーンと呼ばれる、経済特区地域が存在します。 経済特区地域内に会社を設立する場合は、取得しなければいけないライセンスが以下の4つに分かれます。
- 一般商業ライセンス
- 商業ライセンス
- サービスライセンス
- 工業ライセンス
まずは、それぞれのライセンスについて紹介します。
一般商業ライセンス
一般商業ライセンスは、一般取引ライセンスまたはビジネスライセンスとも呼ばれます。
これは、ドバイのフリーゾーンで最も広く申請され発行されているライセンスの1種です。
一般商業ライセンスは、ドバイおよびUAEで商業活動および貿易活動に携わる企業に適用されます。
こちらのライセンスがあれば製品の輸入、輸出、商品や商品の取引が可能です。
一般商業ライセンスは、ドバイのフリーゾーンで事業を行う企業に対する規制と保護の両方の役割を果たします。
ライセンス料を支払うことで貿易港など国の機関を利用してビジネスができるという仕組みですね。
また、これにより企業は、銀行のサポート、貿易インセンティブなど、業界固有のさまざまなビジネスサポートを受けられます。
商業ライセンス(プロフェッショナルラインセンス)
プロフェッショナルライセンスは、熟練した専門家が特定の専門分野でビジネスを行うために考案されたものです。
この種類のライセンスは、以下のような業種の企業が対象となっています。
- ビジネスコンサルティング
- 運営管理サービス
- 教育事業
- IT サービス
- エンジニアリングスキル
- 弁護士
- 整備士
- 医師
- 医療およびヘルスケアサービス
- 会計および監査サービス
- プロバイダ
ただし、プロフェッショナルライセンスを取得するためには、専門職であることを証明する必要があるので、この点は注意しましょう。
依頼するエージェントに、ライセンスの種類や証明について詳しく聞くのがよいでしょう。
工業ライセンス
工業ライセンスは、天然または原材料からの新製品の生産および製造に携わる企業が対象です。
これには製品製造や食品産業、繊維製造、エンジンおよび機器の製造業者が含まれます。
この種類の貿易ライセンスの資格を取得するためには、企業がフリーゾーンでオフィスや倉庫で事業を展開している必要があります。
しかもDED (経済開発省) が産業ライセンスを付与すると、特定の基準に基づいて運営、税金、関税の特権も与えられるという特典も。
ただし、以下の条件に当てはまるようなビジネスモデルでなければいけないので、きちんと確認しておきましょう。
- 国内消費向けの商品を生産しているか
- UAE 国外に製品が輸出される可能性があるか
- 会社は特定の工業開発地域に設立されているか
- 地元の原材料を使用しているか
- UAE市場にプラスの影響を与えるかどうか
観光ライセンス
ドバイでは観光ライセンスがあれば、あらゆる観光分野で事業を行うことができます。
ドバイで設立された最も人気のある観光会社の種類は、ホテル業、観光ガイド、アウトバウンド・ツアー・オペレーター、インバウンド・ツアー・オペレーター、旅行代理店です。
ドバイの観光ライセンスは、観光商業マーケティング局 (DTCM) とドバイの DED によって発行されます。
ライセンスは他にもさまざま
ドバイでビジネスをするためには、ライセンスの取得が必須です。 上述で説明したライセンスはフリーゾーン内での一般的なライセンスで、他にもさまざまなライセンスが存在します。
自身の事業をドバイで展開するためには、どのようなライセンスが必要になるのかをしっかり見極めないと、罰金や銀行口座取り消しなどのトラブルに陥るので要注意です。
どのライセンスが必要なのか困っている方は、必ず頼れるエージェントに相談をしましょう。
ライセンスの更新はどうしたらいい?注意点は?
ドバイで無事ライセンスを取得でき、1年間ビジネスを続けたら、次に必要になるのが、ライセンスの更新です。
このライセンスの更新も、実はライセンスの取得と同じくらい大切です。 以下では、ライセンス更新の注意点について紹介します。
ライセンスは税金のようなもの
ドバイはライセンスに厳しい国です。 ドバイには税金がかからないというメリットがありますが、その代わりライセンス料を年間に払う必要があるのです。
つまり、ライセンスを払わないことは日本での脱税行為とほぼ変わりません。
ライセンス料を支払わない、更新しないと重い懲罰が待ち受けているので、必ず更新を早めに済ませるよう肝に銘じておきましょう。
VISAが停止される
ドバイで事業をするためには、不動産VISAや労務VISA、家族VISAの取得が必要です。
これらのVISAはあなたの会社をスポンサーにして下ろしているものです。
そしてもし会社のライセンスを更新しないと、VISAが停止される恐れがあります。
ビジネスができなくなる
ライセンスの更新ができなければ、従業員やあなたのVISAが停止されます。
VISAが停止されたら、銀行口座は凍結し、オフィスや不動産、光熱費などの支払いもできません。
つまりビジネスができない状態になる可能性があるのです。
多くの方は法人銀行口座として、トレードライセンスを銀行に登録している 法人口座の銀行を開けると、銀行から「ライセンス更新してください」との通知がくるので、必ず確認しましょう。
ブラックリスト入りにされる
ライセンスが停止すると、銀行口座が凍結されるというお話をしました。
実は、銀行口座が一度閉鎖されると、あなた自身がブラックリスト入りとなります。
もしブラックリスト入りしてしまうと、ライセンスの更新も困難です。
ドラヴェルBANされる
ドバイでライセンスを更新できなければ、トラヴェルBANの恐れもあります。
トラヴェルBANされるということは、ドバイに再び入国できなかったり罰金が課されたりする恐れがあるということです。
ドバイに入国できなければ、ビジネスも観光すらもできないため、これは非常に恐ろしいですよね。
ライセンスの更新はエージェントを利用して丁寧に行いましょう!
ライセンスの更新が遅れて、VISAが停止されると全ての支払いができません。
そのため、ライセンスの更新だけはしっかりと行いましょう。
ライセンスの更新は、一ヶ月前には全て終わらせるぐらいのスピード感が望ましいです。
一年間何もなく、罰金もなく、FTAからの通知も来ないで、ここまで行き着いたのに、ライセンスの更新に失敗してトラブルにつながったら最悪ですよね。
最悪の被害に遭わないためにも、エージェントにはきちんと相談するようにしましょう。
ドバイには1社だけ国公認のライセンスを受けて海外サポート事業を行なっている企業があります。
ライセンスに関しての知識も豊富なので、ぜひ相談をしてみましょう。
まとめ
今回は、ドバイでのライセンスについて種類や注意点について紹介しました。
ドバイでライセンスを更新できないと、最悪入国ができない可能性もあります。
ぜひライセンスに関してはエージェントと協力して間違いのないように進めていきましょう。
以下では、ドバイでの罰金制度についても紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。